第1冊 仕事筋トレーニング ~仕事の筋肉って?~
仕事の筋肉って鍛えていますか?
第1冊『世界のエリートがやっているどこでも通用する実力がつく仕事筋トレーニング』
世界のエリートがやっている どこでも通用する実力がつく仕事筋トレーニング
- 作者: 鳩山玲人
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2016/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 読みやすさ ★★★★☆
- 即効性 ★★★☆☆
- 影響力 ★★★★☆
- 運動の筋肉、仕事の筋肉
- 著者 鳩山玲人さんってどんな方?
- ① 空いた1時間、あなたならどうしますか?(仕事筋の基礎トレーニング)
- ② どの会社でも、いつの時代でも対応できる思考力を鍛える
- ③ 何事も数字で捉える(市場を見る目を養う)
- いかがでしたでしょうか。仕事筋はありそうですか?
運動の筋肉、仕事の筋肉
私は、週1回ジムに通い運動をして、筋肉もほどよく付けるようにしています。
一方で日々仕事をしていますが、仕事をする上での筋肉「仕事筋」は、果たしてちゃんと鍛えられているのでしょうか?
今日は、ビジネス書籍の1冊目として、仕事をする上で必要となる「仕事筋」のトレーニング方法について取り扱っている『世界のエリートがやっているどこでも通用する実力がつく仕事筋トレーニング』をご紹介します。
著者 鳩山玲人さんってどんな方?
本書籍の筆者である鳩山玲人さんは、あのキティちゃんで有名な元サンリオの常務取締役を務めておられました。ハーバードビジネススクールでMBAを取得されるなど、日々仕事筋を鍛えてこられており、現在ではYoutuberを束ねるUUUM(あのヒカキンさんも顧問となっています)のアドバイザーを務めるなど、新しいことにチャレンジし続けられています。
さて、それでは鳩山さんは、具体的にどのように仕事筋を鍛えて、ビジネスシーンのトップを走り続けられてきたのか。その方法の一部を少し一緒に覗いて見ましょう。
① 空いた1時間、あなたならどうしますか?(仕事筋の基礎トレーニング)
朝通勤の1時間、夕食前の1時間、就寝前の1時間、あなたはどのように過ごしていますか?私はついツムツムをやって遊んだり、マンガアプリを読んだり、ぼーっとしてすごしてしまうことが多いです(笑)。
そのような「なんとなく過ごしている時間」を見つけ出し、1日1時間「仕事筋」トレーニングにあてる。それを続ければ1年で2週間丸々分、自分を鍛えられることになります。
仕事筋の基礎トレとして、まずは、自分がどのように時間を使っていて、そのルーティン(決まりきった日常の仕事)は必要なのか、今の自分に本当に必要なことは何なのか、今あるもので捨ててもよいものは何なのか。そこを把握することの重要性に本書では触れています。
また、もうひとつの基礎トレとして、自分の仕事筋チェックに触れています。例えば、自社の企業理念、経営戦略などの「会社の基本情報」や自社の売上や資産状況、株価などの「会社の基本データ(数字)」を即答できるか。報告書を完璧に作成したり、稟議書等のルールを熟知したりしているか。など、当たり前のことのようで、ドキッとすることが書かれています。皆さんはいかがでしょうか?
② どの会社でも、いつの時代でも対応できる思考力を鍛える
基礎トレの次は、本格的なトレーニング「思考力の鍛え方」について触れています。現代のような非常に流動的な自体に生き残るための戦略思考力です。
ここでは自分が「別部署に異動したら」「別会社に務めていたら」「社長だったら」などを想像し、新規事業のビジネスプランを考えることで、仕事筋を鍛えるとしています。意外と日々の仕事に時間を押しつぶされて、そこまでできている人は少ないのではないでしょうか。
また、私もついやりがちなのですが、ひとつのアイデアを大切にしすぎる人も多いと思います。本書では、次があるの精神で、「質より量」、次々にアイデアを出すことが重要としています。より多くのアイデアを出すための「組み合わせ」や「因数分解」など、具体的な方法が多数記載されておりますので、詳細は是非書籍を手にとって見てください。
思考力を鍛える章の最後に、「戦略的決めゼリフ」の作り方が記載されています。スキマ時間の1時間にドラマや映画などを見て、感受性を養い、心を動かす決めゼリフを使えるようにするものです。映画などを見ても、「かっこいい!」と思わず感動するセリフは多くあるので、是非、自分の決めゼリフをいざという時に使えるようになりたいと思いました。
③ 何事も数字で捉える(市場を見る目を養う)
「AジュースとB茶、どちらが売れているのか?」
上記のような問題からこの章は始まっています。「どのコンビニでも取り扱っているからB茶」「CMが人気だからB茶」など、つい感覚的にどちらが人気か考えがちです。しかし、ここでは「数字」で考えることこそ重要だと記載されています。
本事例では、流通面に注目し、「ファミレスではAジュース〇店舗、B茶〇店舗、ファストフードでは、Aジュース〇店舗、B茶〇店舗」だから、実際の市場では「Aジュースのほうが〇店舗分市場が大きい」といった数字を使った考え方を一例として挙げています。
また、マーケティング感覚を養うために、コンビニ棚でできるマーケティングトレーニングを記載しています。詳細は割愛しますが、実際、コンビニは、日々の売上げを上げるため、POSなどを活用し、日々「売れる」商品の研究、入れ替えを行っており、書店と同様、「今の時流」をダイレクトに感じることができます。
その他に中吊り広告から学んだり、車内の人たちのヒューマンウォッチから学ぶ、「マーケティング散歩」など、具体的なトレーニング方法も記載されており、とても参考になります。
いかがでしたでしょうか。仕事筋はありそうですか?
以上、 『世界のエリートがやっているどこでも通用する実力がつく仕事筋トレーニング』のほんとに一部を紹介させていただきました。皆様は仕事筋、今後もしっかり鍛えられそうですか?
私は、正直まだまだ仕事筋が足りないので、ジムで実際の筋肉を鍛えるとともに、本書を参考に仕事筋を鍛えて生きたいと思います。
もしご興味を持たれた方は、是非しっかり読んでいただき、一緒にトレーニングしていきましょう!