3分ビジネス書図書館

お勧めのビジネス書を紹介。コンセプトは3分で分かるビジネス書。

コラム:あなたの青色はホントに青色?~世界の見方がちょっと変わる不思議な考え方~

また不思議なタイトルですよね。「青色は青色でしょ」と皆さん思われると思います。その通り、青色は青色です。ですが、本当に皆さんそれぞれの目を通している見ている「青色」は同じなのでしょうか。少し不思議なこの問いかけを、一緒に想像力を働かしてみましょう。

 

 

f:id:yuujin1:20180214225736j:plain

あなたの「青空」は、友人の「赤空」!?

ここで考えたいのは、藍色や紺色を青色と勘違いしていないか、といったそんないじわるなお話ではありません。ではどんなお話かに触れていきます。

青色といえば思い浮かぶのは、たとえば青空がありますよね。青く澄み渡った空を眺めていると心まで澄んできます。では、この青空が真っ赤な「赤空」だったらどうでしょう。きっと爽やかな気持ちにはならず、目が疲れて仕方なくなると思います。

では、あえてここでタイトルの問いかけをもう一度伺います。

「あなたの青色は本当に青色ですか?」

 

f:id:yuujin1:20180214225822j:plain

他者の目に広がるのは「あなたの知らない世界」

実はあなたの青色は、隣にいる人の赤色ではないですか?あなたの友人の緑色かもしれません。

色だけではありません。もしかして形も違う様に見えているかもしれません。それぞれの人の目に、どの様な光景が広がっているかはその人しか分からないのですから。

もしみんなが違った色を同じ色と認識していても、特に日常生活上は支障はありません。なぜならそれぞれの色に「青」「赤」「緑」など、人々が共通で認識するためのラベル付けをしているからです。それは、たとえ実態が違うように見えていても、です。

 

 

 

f:id:yuujin1:20180214230337j:plain

モノクロの世界に浸ってみよう

みんな同じ「色」を見ているようで、違う「色」を見ているかも。そんなことを意識するだけでも、少し見えている世界が変わってきます。

この考え方を持っていると、少し面白いものの見方も出来るのです。

「もしかして、人々は、実はみんな同じ色が好きなのかもしれない」

あなたが「青色」が大好きで、あなたの恋人は「ピンク色」が大好き。でも、実は二人とも見ている色は同じで、張ってあるラベルが違うだけかもしれません。二人とも同じ「色」が大好きなのかもしれないのです。

あなたの大好きな「青色」は、親、恋人、友人、それぞれの「何色」と一緒の色なのでしょう。そんなことを考えてみるのも面白いかもしれません。

また、更に一歩踏み込んでみます。あなたは「カラフル」な世界で過ごしていると思いますが、他の誰かには、白黒テレビのように「モノクロ」に世界が見えているかも知れません。その世界では、白黒の濃淡を「色」として区別しているのです。逆にその世界では「カラー」を「モノクロ」といっているかも知れません。

いかがですか?隣に座っている人が、「そんな世界」を見ていると思って、試しに「カラフル」な世界から、意識を一歩離してはみましょう。きっとこれまでに見たことのない世界が目の前に広がるはずです。

さぁ、モノクロの世界に浸ってみませんか?