コラム:後悔しない考え方、生き方
本日は後悔を引きずらないで、気持ちを切り替えるための考え方を紹介します。
二度とない人生です。目の前の後悔に囚われず、本当に大切なことに目を向けましょう。
私は、昔から小さなことで後悔ばっかりしていましたが、この考え方をするようになってから、気持ちの切り替えがスムーズにできるようになりました。
ご紹介する方法が、後悔により大切な時間を止めてしまっている方々のお役に少しでも立てれば光栄です。
過去の自分は繰り返す(「たら・れば」を捨てよう)
あの時買ってい「たら」、その知識を知ってい「れば」など、そんな「たら・れば」につい縛られて落ち込んでしまうこともあると思います。
では、もし奇跡的にその時に戻れたらどうでしょう。ただし一つ条件があります。それは「過去に戻れても、今の記憶はなく、ただその時点に戻ることができる」ことです。今の記憶を引き継いで過去に戻るなんて、そんな都合の良いことはありません。
さて、では過去に戻った自分は、どんな選択をするのでしょうか。きっと間違いなく、また同じ選択をするのです。なぜなら自分は自分なのですから。
つまり過去の自分の選択は、「その選択しかありえない」のです。
次に最良の選択をするために
過去の選択は変えられない。ではどうすれば良いのか。
それは簡単です。次に何かを選ぶときに、後悔のない最良の選択をするために、努力することです。
後悔することは、必ずしも悪くありません。その後悔がばねになって、更に良い自分になれるのです。
うだうだ悩んで、ものを買わなかったことを後悔するなら、次は即決できるよう意識を変えたり、買うことに悩まないようにお金を稼げば良いのです。
知識を知らなかったことを後悔するなら、次に同じ轍を踏まないように、しっかり日ごろから知識を蓄えるように書籍やニュースに触れるようにすれば良いのです。
後悔により、つい落ち込んで足を止めてしまいがちなのですが、良い意味で捉えて、次に進むための糧にすることが大切なのです。
たとえ過去に戻れたとしても、あなたは必ず同じことをするのです。
なぜならあなたはあなたなのだから。
今「できること」に目を向ける
様々な後悔もそうですが、いかに出来なかったことに目を当てる人が多いことでしょうか。できなかったことにフォーカスして、今「できること」まで見逃していませんか。
「嫌われる勇気」でも触れておりますが、あなたの今の人生は、代え難くまぎれもないあなた自身の本番の人生です。決して「次」のない貴方だけの人生なのです。
そしてその人生は、いつか終わります。100年後かもしれませんし、明日かもしれません。「いつかやろう」の「いつか」は本当に来るのでしょうか。
かけがえのないあなたの人生だからこそ、自分の「できること」にしっかり向き合い、自分から向かっていくことが重要なのです。少し「恥ずかしい」「つらい」という気持ちがあっても、その小さな感情で「本当に大切なこと・やるべきこと」から目を逸らしてはいけません。
「できたこと」を積み重ねる
もし1年後に世界がなくなるなら、どうしますか。
親と膝を付き合わせてじっくり話をしたい、夢に見た海外に行ってみたい、好きな人に好きと伝えたい、高くて手の出なかったレストランに大切な人といってみたいetc。きっとできること、やりたいことは山ほどあると思います。
今を精一杯、生きましょう。どうせ出来ないと自分を狭めていませんか。人は意外となんでもできるものです。出来なかったことばかりに目を奪われず、出来たことを積み重ねてください。それがあなたの生き様「人生」となるのです。
まずは、いま、あなたがやりたいことを思いつく限りすべてリストアップしてみてください。小さなものでも大きなものでも構いません。思いつく限り出してください。もし、リストアップした後にも、新しく思いついたらどんどん足していってください。
リストアップしたら、あとは実際に行動に移し、一つずつ「できたこと」として積み上げていくのです。そうすれば明日の自分は、今より素敵な自分になるはずです。
そして、そのリストをすべてこなせた時、あなたの人生が、あなたにとって全く後悔のない素晴らしいものとなるのです。そこに辿り着くには、あなたの人生は限りなく短いです。後悔なんかに目を奪われず、前だけをしっかり見据え、進んでいきましょう。